木地雅映子という小説家


「氷の海のガレオン」

あらすじ
斉木杉子、十一歳。自分の言葉を持つがゆえに学校に居場所のない少女は、「学校なんてなけりゃいい」と思った。そして、自宅の庭に生えるナツメの古木に呼びかける。時々、心にねじをまくように。ハロウ―。ヤングアダルト小説ファンの間で「何度も読み返したくなる一作」として語り継がれてきた名作


ずっともやもやと感じてたものが言語化されていてこういうことだったのかとスッキリした。

人って生まれた時に
種を1つもらうと思うんです。
みんな自分の種を育てて。
だけど、その種を摘み取られてしまうのが学校という場所。それを肌で感じてものすごく怖かったし、「もらったから育てただけなのに。」
と腹立たしくもあった。

だけど自分の感性も嫌いになれない。

みんなに合わせることは簡単できっと自分の感覚を鈍くすることも出来る。
だけど、だけど。したくない。

いかに自分の濃度を高く保てるか。

嫌いな場所や嫌いな人の中で育まれた価値観を持ちたくないし、そんな価値観を持っていたらきっと自分のことも好きになれない。

好きな人や、心地いい場所、好きな本や、映画で育まれるべきでそのためには、正しく引きこもる、正しく孤独でいることが大切だと思う。

学校って危険。